牡牛座に続き、星座モチーフの第2弾。
北斎の滝とのコラボ(?)。
制作時は自分の中でちょっとした日本画・浮世絵ブームが来ていた。
水瓶座の水瓶から流れ出す水がうねり、少女の脇下を通って滝の流れに変わる。
滝の位置は「天の川」と重なる。滝のダイナミズムと星の動きの同調。
ちなみに「天の川」は英語では「Milky Way」。
ギリシア神話の主神ゼウスが、妻ヘラの乳をのちの英雄ヘラクレスに飲ませようとし、
ヘラが払いのけた際に流れ出した乳が天の川になったという。
さて、北斎ブルーと言われるプルシアンブルー、人口顔料の「ベロ藍」。
ベロ藍とは染料の輸入元がベルリンであったことから「ベルリン藍」を略して呼んだもの。
デジタルプリントの紙に和紙を選んでいるため、浮世絵で使用されたこの色は相性が良い。
そしてチューリップの花束。
各星座に割り当てられた花というものがある。
その趣旨は花言葉からのようだが、チューリップの花言葉は「博愛」。
これは水瓶座の性質の一つとされる。
前作と違って今回は星座のカラーをかなり考慮しているが、
作品のモチーフとしたいビジュアルがあって、それらから想像されるものに起因している。
何をモチーフとするか、その気分は外的要因から受ける影響に無意識のうちに反応する。
ゆえに気分を軽視してはならないのだ。