星図という天空の地図。
ギリシャ神話の登場人物たちが星座となって天球に散りばめられている。
物語の多くは悲劇で、その物悲しさがまた浪漫的だ。
子供の頃から夜空を眺めるのが好きだった。
私は29歳までは視力が2.0だったこともあり、とにかく星がたくさん見えた。
上京したての頃、東京の夜空の星の少なさに驚いたが、最近では逆に田舎の夜空の星の多さに驚く。
今ではすっかり視力も落ちてしまったが、それでも、夜空を見ると心が踊る。
猫の爪のような三日月。
宵の明星。赤く光る火星。
北の空の北斗七星、カシオペア、冬は何と言ってもオリオン。
占星術もロマンチックで好きだった。
雑誌の占い特集など、イラストも楽しくワクワクしていた。
今となっては、今月の運勢など見ることもないのだが、
宇野亜喜良さんがananの占いページに登場した時は感動した。
やはり星は楽しい。
この作品で初めて、デジタルでのフォトコラージュに挑戦した。
タイトルは「牡牛座」であるが、星座のイメージではなく、星図の配置による。
少女のワンピースの部分にちょうど「牡牛座」がくる。
マジシャンの帽子から煙が出るようなイメージは、シュルレアリズム的組み合わせ。
ロマンチックに仕上がった。