創作ノート:薔薇と画家
作品に用いたのはルドゥーテの薔薇。 ルドゥーテは18世紀から19世紀のフランス宮廷で活躍した「薔薇の画家」として有名な画家。 物心ついた時から絵を描いているけれど、そういえば薔薇を描いたことがない。 ひまわりもないけど・...
作品に用いたのはルドゥーテの薔薇。 ルドゥーテは18世紀から19世紀のフランス宮廷で活躍した「薔薇の画家」として有名な画家。 物心ついた時から絵を描いているけれど、そういえば薔薇を描いたことがない。 ひまわりもないけど・...
「あなたの庭はどんな庭?」はアガサ・クリスティーの短編小説。 イギリスの童謡マザー・グース「へそ曲がりのメアリー」の一節。 灰色の脳細胞でおなじみの名探偵エルキュール・ポワロが活躍するミステリーだが、 このポワロのキャラ...
抑えた色調。 少しだけグリーンが入ったグレーが好きだ。 ストイックさの中にも温かみが出る。 男性と女性で色の感じ方が違うという研究がある。 病院の待合室にリュックを忘れたことがあった。 家族の分も含め複数の荷物を持ってい...
鸚鵡が日本にもたらされたのは案外古く、647年だという。 絵画に登場するほどに一般的になったのは江戸時代からだろうか。 花と鳥は日本画の系譜において伝統的な主題だろう。 明治から昭和を生きた日本画家、小原古邨(おはらこそ...
パリには400を超える市立公園や庭園があるという。 ちなみに東京都の都立庭園は9つ(小さな公園を含めると9500箇所だというが)。 なるほど、地方から上京した時、街中の緑の多さに驚いたのも頷ける。 総面積は約8,076ヘ...
正午の影の長さについて 季節と緯度、満天の星空の下にある時とは違う種類の宇宙感覚。 坂のある街の裏庭、路地に続く石造りの階段。 眩しさの中にある記念撮影。 懐古趣味的なSF小説のように、 鄙びた色彩と線と面のコンポジショ...
「不思議の国のアリス」の作者ルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン/数学者)。 彼がカメラを購入したのは、写真が一般に広まっていく時代と重なる1856年。 そして、その年のうちに、「不思議の国のアリス」...
憂鬱=メランコリーの歴史は古く、古代医学の四体液説は、人間の体を構成する血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁の4つの体液が性格にも影響するとして、黒胆汁の気質を持つ人には憂鬱症状が見られるという。 「黒い」という意味の古代ギリシャ...
写真を用いて制作する際の選択に二通りあり、一つはテーマが既に頭の中にあって、それに合う写真を探す。 もう一つは写真からインスピレーションを受けたテーマを用いる。 ほとんどの作品が前者によるものの、稀に後者によった制作をす...
不確定性、偶然性、量子力学の話。 「観測するまで物事の状態は確定しない」というコペンハーゲン解釈。 因果律に支配された決定論、これを否定する確率解釈。 この確率解釈を揶揄して、かのアインシュタインは「神はサイコロを振らな...
Predictability: Does the Flap of a Butterfly’s Wings in Brazil Set Off a Tornado in Texas? ブラジルの1匹の蝶の羽ばた...
大航海時代、コロンブス、マゼラン、ヴァスコ・ダ・ガマ・・・。 ダーウィンの「ビーグル号航海記」 小説であれば、「十五少年漂流記」「どくとるマンボウ航海記」「高丘親王航海記」。 好奇心は猫を殺す。 たとえ命の危険があったと...
青々とした草の上にシートを敷き、様々な料理と食器。 ピクニックはヨーロッパ貴族の狩りから発展したという。 非日常と開放感、春夏の娯楽としても現代でも脈々と続いている。 幼児教育、義務教育における「遠足」もその一種だろう。...
ヴェスヴィオ火山は西暦79年の大噴火で古代ローマの都市ポンペイを滅ぼしたことで知られる地中海圏最大の活火山。 この時の噴火は、歴史上における最も有名かつ悲劇的な大災害だと言えるのではないだろうか。 直近の噴火は1944年...