創作ノート:「結晶」

鏡像とシンメトリー。 17世紀から18世紀の貴族階級で大流行したカツラ。 イギリスの法廷ドラマなどでもおなじみ、このクラシカルなコスプレ。 19世紀末に流行した絵画主義の写真における演出にもよく見られる、 優雅なビクトリ...

創作ノート:移動

移動。 移り、動くこと。 例えば、古くは狩猟採集民族が狩りや木の実などの採集のため季節ごとに移動する。 または、もっと強制的な外的要因、侵略や自然災害による移動。 もっと身近な事柄で言えば、進学、就職、結婚など。 春は移...

創作ノート:花冠

春になると休耕田にレンゲの花が咲く。 子供の頃の格好の遊び場だった。 一つ年下の従姉妹がレンゲを編んで花冠を作る。 私はどうも苦手で綺麗に作れなかった。 編むには編めるのだが、上手に輪にできず、さっさと放り出していたのだ...

創作ノート:水瓶座

牡牛座に続き、星座モチーフの第2弾。 北斎の滝とのコラボ(?)。 制作時は自分の中でちょっとした日本画・浮世絵ブームが来ていた。 水瓶座の水瓶から流れ出す水がうねり、少女の脇下を通って滝の流れに変わる。 滝の位置は「天の...

創作ノート:「珈琲奇譚-milkcoffee」

コーヒーの起源を検索すると、伝説という言葉が出てくる。 それだけ歴史が古いということだろう。 大筋はエチオピアからアラブの商人によって広まっていったということらしい。 産地としてコーヒーベルトを地図で見る。 中南米、アフ...

創作ノート:牡牛座

星図という天空の地図。 ギリシャ神話の登場人物たちが星座となって天球に散りばめられている。 物語の多くは悲劇で、その物悲しさがまた浪漫的だ。 子供の頃から夜空を眺めるのが好きだった。 私は29歳までは視力が2.0だったこ...

創作ノート:日蝕

日食とは、国立天文台のHPによると、 “日食とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象”とのこと。 さらに、次の3種類に分類される。 太陽の一部が月によって隠される部分食、 太陽の...

創作ノート:白い庭

地中海を望む白亜の邸宅、オリンポスの神々の彫像、人口洞窟、果樹園。 円と矩形、精密に計画された幾何学的庭園。 この作品は、上記のようなイタリアの庭を想定した。 まばゆい白の、白昼夢のような世界。 悲劇のヒアキントスのよう...

創作ノート:冬の庭

クリスマスリースから着想した作品。 リースには魔除け、祈願の意味があるという。 正月のしめ飾りも同様のものだろう。 玄関は家の入り口であり、外からの厄災を防ぐ。 旧約聖書の出エジプト記では、神の裁きを過ぎ越す。 森の豊穣...

創作ノート:庭球場の秋

作品と額の関係。 ルーマニア出身でパリで活動した彫刻家ブランクーシは、台座も作品の一部として重要視していた。 私が学生だった頃のトレンドは抽象絵画で、額は目立たず、作品を邪魔しないものを選ぶというのが定石だった。 いや、...