創作ノート:緑色の太陽を崇める桃色の石

漫画をよく読む。
今でいうと、青年誌、少年誌の週刊連載3本、不定期連載1本を追っている。
過去作は気が向いた時に(少女漫画は過去作しか読まない)。
このことについて同年代の人と全く話が合わないので、年齢的に珍しいようだ。

人はいつから漫画を読むのをやめるのだろう。
思えば漫画の話で同級生と盛り上がっていたのは20代前半くらいまで。
2000年代の初めくらいまでは電車の中で漫画雑誌を読むサラリーマンをよく見かけた(今はスマホだろうから覗き込まない限り何を見ているかわからない)ので、
男性は中年になっても漫画を読む人はそこそこいると思うが、少なくとも女性が電車で漫画雑誌を読む姿など全く見なかった。
30代より上の年代の女性で漫画を読むのは、よほどの漫画好きなのだろう。

この作品は漫画作品にインスパイアされたものだ。
市川春子の『宝石の国』。

以下AI概要
『宝石の国』は、遠い未来を舞台に、不死の身体を持つ人型の「宝石」たちが、彼らを装飾品にしようと襲いかかる「月人」と戦う物語です。
物語は、最年少で脆い宝石のフォスフォフィライト(フォス)が、当初は博物誌編纂という地味な仕事を与えられるところから始まります。
しかし、フォスが世界を探求する中で、世界の成り立ちや月人との関係に隠された真実に触れ、次第に物語が大きく動き出します。

最終巻13巻の石たちの対話。
尾崎翠の小説『第七官界彷徨』では苔の恋愛を研究する登場人物が出てくるが、
その読書体験と近い感覚であった。

深い森の奥、石たちの宗教。
緑色の太陽は、グリーンフラッシュと呼ばれる、
太陽が地平に沈む、または昇る際に光の屈折により一瞬だけ緑色に光る珍しい現象。
プリミティブな世界において「信仰の対象」としてふさわしく思う。
木馬に乗った少年は、太陽神のイメージ。

漫画読みの流れからついでに言えば、魚豊の『チ。地球の運動について』は、私の漫画歴の中で一番号泣した作品だが、
登場人物が地動説に触れる時のセリフ、
“太陽が登るのではなく、我々が下るのだ”はカッコいい言い回しだった。

それはさておき、日が昇り、沈む。「死と再生」の神秘性。