創作ノート:小さな詩の入門書

タイトルは、イギリスの映像作家ピーター・グリーナウェイの『プロスペローの本』に出てくる24冊の本のうち「小さな星の入門書」から。
『プロスペローの本』はシェークスピアの『テンペスト』を題材にしている。24冊の本はプロスペローの魔法の書物。

1.水の本
2.鏡の本
3.神話の本
4.小さな星の入門書
5.オルフェウスの地図書
6.幾何学の本
7.色彩の本
8.ヴェサリウスの生誕の解剖学
9.死者のアルファベット一覧表
10.旅人の物語
11.地球の本
12.建築学と音楽の本
13.ミノタウロスの92の綺想
14.言語の本
15.植物の本
16.愛の本
17.現在・過去・未来の動物寓話
18.ユートピアの本
19.宇宙構造学の本
20.愛しき物の消滅
21.パシファエとセミラミスの自伝
22.運動の本
23.ゲームの本
24.36の戯曲

ため息の出るようなタイトル。
理想の図書館のようだ。このタイトル全てをオブジェの作品にできたとしたら素晴らしいだろう。

箱の詩学・・・フランスの哲学者バシュラールの『空間の詩学』に出会ってから、このテーマを追い続けている。
本と箱は似ている。どちらも閉じたり開いたり・・・この小宇宙(ミクロコスモス)の概念に魅せられている。